匠のコラムColumn

 

環境にも家計にもやさしい「エコ住宅」とは

 

エネルギー問題やSDGs(持続可能な開発目標)などが求められる昨今、住まいの機能を高め、エネルギーの消費を抑える「エコ住宅」が注目を集めています。特に、家庭における消費電力のおよそ3割は冷暖房によるもの。
エコ住宅は、住宅の断熱性や気密性を高めて冷暖房の消費電力削減を図り、さらに創エネによって電力消費量プラマイゼロを目指します。家庭で使われる電力を大幅に抑えられるため、環境にやさしいだけでなく、家計にもメリットがあります。
エコ住宅を新築することでどんなメリット・デメリットがあるのかなどをご紹介していきましょう。


 

エコ住宅の種類

 

エコ住宅には大きく分けて4つあり、それぞれに認められるための条件や審査があります。ただし、エコ住宅の種類・定義や認定基準は各省庁によって異なるため、どんなエコ住宅にするかは工務店と一緒に考えると良いでしょう。
 

長期優良住宅

長期的に安全・快適に生活できる対策がしてある新築住宅は「長期優良住宅」として認定され、補助金を受けることができ、住宅ローンの金利引き下げ、税金の特例措置など多くのメリットがあります。劣化対策、耐震性、省エネルギー性など、定められた9つの項目について基準を満たすと、長期優良住宅と認定されます。
 

認定低酸素住宅

二酸化炭素の排出量を抑える住宅のこと。
必ず満たすべき必須項目と、定められた8つの項目中2つ以上を満たす評価項目があります。認定基準の必須項目には、住宅の内側と外側を隔てる「外皮」の機能性が一定以上あり、一次エネルギーの消費量が基準より1割以上削減されることが求められます。
加えて、節水やエネルギーマネジメント、ヒートアイランド対策、建物躯体の低炭素化に分かれている8つの「選択的項目」中2つのクリアが必須です。
木造住宅を建てる場合は、条件の一つが満たされるため、低酸素住宅認定までのハードルはそう高くありません。
 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅

高気密・高断熱性能を高め、省エネ設備の設置でエネルギー消費量を抑え、さらに太陽光発電や燃料電池などによって消費エネルギーと同等以上のエネルギー生成を目指す住宅です。
ただし、ZEH住宅を建てられるのは、ZEHビルダーに登録されている建築会社のみ。ZEH住宅を新築したい場合は,、依頼したい建築会社がZEHビルダーに登録されているかどうか確認をしましょう。
 

LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅

家を建てて住んでいる間だけでなく、住まいを新築するときや、廃棄するときにも二酸化炭素は排出されます。そこでZEH住宅の考え方に加え、長いスパンで二酸化炭素排出量を抑制するのがLCCM住宅です。
居住中のエネルギー収支ゼロに加え、家の建設や取り壊しなども含めた「住宅のライフサイクル」全体を通して、二酸化炭素排出量を抑えることを目指します。


 

エコ住宅のメリット・デメリット


エコ住宅について解説してきましたが、エコ住宅のメリットやデメリットは何でしょうか。それぞれに共通しているメリットを取り上げてみました。
 

エコ住宅のメリット

ZEHやLCCMなどの住宅では日々の電力消費量が抑えられるため、光熱費が抑えられます。また、太陽光発電などで売電収入につながるケースもあります。
そのほかにも、冬暖かく夏は涼しいため、長期的に快適な暮らしを営めることも大きいでしょう。
 

エコ住宅のデメリット

エコ住宅は一般的な新築と比較して、コストがかかる傾向にあります。
しかしその分、補助金制度や減税措置を利用できるので、エコ住宅を建てる前にどんな制度が利用できるのか調べておきましょう。補助金・減税制度は建てるエコ住宅の種類によって異なるため、建築会社に相談しながら進めると安心ですね。


 

エコ住宅の新築なら「九州・山口匠の会」へ


九州・山口匠の会では、厳しい審査をパスした選りすぐりの工務店がエコ住宅の新築も承っています。地球にも家計にもやさしいエコ住宅は、メリットがたくさん。快適さや日々のコストだけでなく、理想のマイホームを長持ちさせることにもつながります。
エコ住宅のご相談は、地元の優良工務店ネットワーク「九州・山口匠の会」へお気軽にご連絡ください。

 

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