匠のコラムColumn

「木造住宅の耐用年数」「メンテナンスの有用性」「メンテナンス費用の目安」について、実際の住宅所有者目線で分かりやすくまとめてみました。

木造住宅の耐用年数

税法上の耐用年数:22年
・これは減価償却(税金計算)上の基準
・実際の「住める年数」とは別です。

実際の使用上の耐用年数:30~80年以上
・適切な設計+施工+メンテナンスで、築100年超えの家も存在
・長寿命のポイント
◇換気が良い(湿気が溜まらない)
◇耐震性が確保されている
◇定期的にメンテナンスされている

メンテナンスの有用性

①メンテナンスの目的
・木材の劣化防止(腐食・シロアリ・カビ)
・外装の保護(雨漏り防止、紫外線劣化対策)
・給排水設備などの経年劣化対応

②メンテナンスの効果
・寿命延長:定期点検、補修で数十年延命できる
・大規模修繕の防止:こまめな補修でトータルコストを抑える
・資産価値の維持:中古市場での評価アップ
・安心、快適な生活:突発的なトラブルを予防できる

メンテナンス費用の目安

①屋根:塗装・葺き替え/10~15年ごと/30~150万円
②外壁:塗装・コーキング補修/10~15年ごと/80~150万円
③防蟻処理:シロアリ予防・駆除/5年ごと/10~20万円
④給排水管:点検・交換/20~30年ごと/30~80万円
⑤建具・内装:建付け調整・クロス補修など/随時/数万円から20万円
※費用は地域・業者・工法によって変動あり

トータルコスト感(30年スパンで)
・最低限のメンテナンスだけでも:150万~300万円程度
・しっかり維持管理をする場合:500万~700万円程度
・メンテナンスを怠ると:1,000万円以上の大規模修繕や建て替えになることも

メンテナンスのコツ
・「壊れてから」より「壊れる前」に対応が安上がり
・地元の工務店と長期的な付き合いを持つとコストを抑えやすい
・住宅診断(ホームインスペクション)を定期的に利用するのもおすすめ

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