匠のコラムColumn

老後を見据えた小さな二階建ての家を設計する際に、動線を工夫することが大切です。
以下のポイントを考慮すると、快適で住みやすい家に近づくかもしれません。老後に向けて平屋を希望する方も多いと思いますが土地や予算の関係で二階建てにしなければならないことも多いでしょう。そんな時、二階建てで老後を迎える、工夫した家の間取りとはどんな間取りでしょうか?

1階だけで生活が完結する間取り

老後の負担を減らすため、基本的な生活空間(LDK、寝室、トイレ、浴室、洗面所)を1階にまとめるのがおすすめです。2階は来客用や頻度の低いものを収納する収納スペースなどとして活用するとよいでしょう。

玄関の工夫

・玄関にベンチを設置すると靴の脱ぎ履きが楽になります。
・玄関の上がり框を低く設けるのもおススメです。
・引き戸を採用すると開閉がスムーズです。

階段の工夫

老後に階段の上り下りが負担にならないよう、ゆるやかな勾配にする。しかし、ゆるやかな勾配にすると階段のスペースが広くなり、資金がかかる場合もございます。まわり階段でもしっかりと踏み面をとり、踊り場を確保するのをおススメします。

バリアフリー設計

・段差をなくす(玄関・室内)
・手すりを設置(階段、トイレ、浴室など)
・廊下やドア幅を広めにして車椅子対応を考慮          

コンパクトで効率的な間取り

・L字型やコの字型のキッチンで移動距離を短縮
・洗濯→干す→収納が1カ所でできるランドリールームの設置
・リビングと寝室を近くに配置して動線を短縮

メンテナンスのしやすさ

・掃除が楽な素材
・外壁や屋根は耐久性の高い素材(メンテナンス頻度を減らす)

省エネ&快適な環境

高断熱・高気密の家で冷暖房効率をアップ

老後を見据えた「小さくても快適な家」は、シンプルで無駄のない間取りと、動線の工夫がカギになります。

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