在来工法の知恵を新しい技術で活かす「ハラテック21」
新木造軸組工法用緊結
HARATEC21(ハラテック21)
「ハラテック21」は2種類の本体金物と2種類の引寄せ金具、3種類の取り付け部品だけで構成されています。汎用性を保ちながら、種類を極限まで絞り込んでいます。その結果、加工工程ではプレカット加工の簡易化、金物の工場在庫の極小化などのメリットを、建築現場では施工者の熟練度の早期向上、組立行程のスピードアップなど施行の効率向上を実現しています。
「ハラテック21」は、軸組みの強度向上と、耐久性を向上させることで、優れた耐震性を発揮し、木造建築の長寿命化の促進を図り、住宅に於ける社会的価値の創造に貢献しています。
「ハラテック21」の特徴
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緊結・・・強度と制度を高める引寄せ機能 「ハラテック21」には構造部材の柱や梁など部材を組み合わせ接合したあと、引き寄せ金具を締め付ける機能があります。この機能により、部材同士を密着させわずかな隙間も生じない、より強固な緊結が完成します。この方式は建築金物の中では際立ったもので、「ハラテック21」はこの方式で過去に特許を取得しました。
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強度・・・在来工法に比べ、約2~2.5倍のせん断強度 従来の木造住宅は、継ぎ手部分の断面欠損により、構造部材の強度を著しく損なうという欠点をもっていました。「ハラテック21」は、接合部の欠損部分を少なくし、強靭な構造体を造り、地震や台風による揺れや振動、荷重など外力に対して抜群の強度を発揮します。在来工法と比べると、約2~2.5倍のせん断強度をほこり、安定した良質な集成材との相乗効果で堅牢な構造躯体を実現しました。認定試験におしてもその強度は実証済みです。住宅の安全性が高まる中、欠かせない信頼感を生み出します。
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高質・・・ダクタイル球状鋳鉄を使用し、強度と耐食性能を飛躍的に向上 従来の金具は鉄製が多いため、湿気に弱く、環境によっては腐食する恐れもあります。「ハラテック21」はダクタイル鋳鉄を使用しています。ダクタイル鋳鉄は鉄より硬度衝撃に強く錆びにくい特質を持っています。またジオメット処理してありますので、錆びによる内部までの腐食は起きません。「ハラテック21」は 精度・品質ともに高水準を保持しています。また、製品は全てロット番号で管理され、製造時期・製造工場を確認していただけるようになっています。
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汎用・・・様々な寸法、角度など広範囲にわたり対応が可能 「ハラテック21」は、小規模木造住宅から中・大規模木造建築物まで幅広くご使用いただけます。柱取付け、梁取付けなど在来工法の主要接合部すべてに使用できます。また柱と梁、大梁と小梁等のあらゆる仕口部分に使用でき、接合部を強固に緊結いたします。強固な骨組みが出来上がり、外力に対して圧倒的な安定性能を示します。お施主様のニーズを満たす自由設計はもちろん、伝統ある数寄屋住宅、純和風住宅、洋風住宅など提案の幅が飛躍的に広がります。
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簡易・・・汎用性を保ちながら金具の種類を極限まで絞り込み 従来のプレカット加工では、過大な機械設備の投資が必要でしたが、「ハラテック21」は、汎用性の高い木工機械設備で加工ができるため、システム化に対しても安価に対応が可能です。また、「ハラテック21」は、金物の種類が極めて少ないため、工場でのプレカット加工工程が簡易化され、工場在庫も管理がしやすい特徴を持っています。「ハラテック21」は、2種類の金物と4つのパーツ合計6つのパーツで構成されています。これらの組み合わせで全ての接合部に対応します。
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美観・・・金物本体は見えないすっきり仕上げが可能 従来のプレカット加工では、過大な機械設備の投資が必要でしたが、「ハラテック21」は、汎用性の高い木工機械設備で加工ができるため、システム化に対しても安価に対応が可能です。また、「ハラテック21」は、金物の種類が極めて少ないため、工場でのプレカット加工工程が簡易化され、工場在庫も管理がしやすい特徴を持っています。「ハラテック21」は、2種類の金物と4つのパーツ合計6つのパーツで構成されています。これらの組み合わせで全ての接合部に対応します。
施工事例
しかも熟練工と同等の仕上がりで軸組構造が完成します。
金具の存在はほとんど気にならないため、吹き抜けや「あらわし」の構造に容易に対処できます。 仕上がりもきれいで真壁構造、和室にも十分に対応します。