匠のリフォームReform

~昔の面影そのままに~

外観は一階下屋の瓦を残し屋根、壁材、漆喰、樋、軒先、防火サッシなどすべてを新しくしました。
建物の前は船着き場になっており、川下りの船が行き交っています。
二階の屋根は、葦葺きのトタン屋根でしたが、断熱材を追加して勾配天井にしました。
このスペースは、店舗として貸せるようにリノベーションしました。比較的低い位置の梁はそのまま活用しました。
窓側にはカウンターをつけるようにしていて、和風喫茶にすれば、街並みの風情や川下りの様子を観れる最適な場所と言えそうです。
玄関入口は、当時そのままに低い天井で、床は土間仕上げにしました。土間に行燈など置けば雰囲気が出ると思います。
階段の横にトイレと洗面を設置しました。
BEFORE写真

株式会社 ホームランド

Point

柳川では今でも旧城下町や武家屋敷があり昔ながらの風情が残っていて、整備されたお堀が至る所に巡らされていて川下りも盛んに行われています。そのお堀の船着き場前に、百数十年以上昔に建った元紙問屋のK様の建物を店舗として再生いたしました。長い年月を生き抜きましたが、家は弱い地盤と建年劣化により傾き、手の施しようがない状況でした。
そこで、最初に手掛けたのは、傾きを直し、耐震補強をすること。それから床の強化などをした上での全体的な改修工事に着手しました。
この場所は観光のメッカで城堀、旧城下町の重点地域になっており、市の景観条例を遵守し街並みの景観に合うような再生でしたが、竣工したときお施主様もご近所からお褒めの言葉を頂くこともあり大変喜んでいただきました。

ご両親が大切にしていた家屋再生のお話を頂いた時には、地域的にも地盤が弱く、建物の傾きも半端ではなかったので傾きを直すために大変な労力を必要としました。一般的に古民家は束石に柱を立てている状態が多く主要となる柱の傾きを直したうえで強固な基礎にホールダウン金物などで補強しました。屋根は垂木なども朽ち果てていましたので新しくやり替えての全体的なリノベーション工事になりました。

古民家再生は古き良いものを残して、耐震、断熱、環境、水まわりを古きものに違和感なく新しくすることですが、古いものと新しいもののマッチングが大切です。

施工期間 3か月 施工エリア 福岡県柳川市
工法 主な仕様

~昔の面影そのままに~

Construction company
施工会社のご紹介

株式会社 ホームランド

福岡県福岡市中央区薬院2丁目4番15号ボスコ薬院1F

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