匠の家づくりHouse making

Network of good architects

木の家が森を育てる
家づくりも自然循環の一部。
よい工務店は知っている。

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から南にのびる日本列島。寒さが厳しいところ、雪が多いところ、雨が多いところ、台風に見舞われるところなど、気候風土の違いや、また、生活習慣の違いから、その地域しか見られない家づくりの特色があります。その培った住宅文化を今に伝え、地域を支えてきたのが、地元の工務店です。そこには棟梁がいて、大工、左官、瓦師、建具屋、畳屋などの職人を束ねて家を建てます。家づくりには、地域の風土の中で育まれた”匠の技“が不可欠なのです。

しかも、材料はほとんどその地域で調達したもの。外国から輸入するなんて昔の人は考えもつかなかったでしょう。村の周囲には山があり、先祖が植えた森から切り出して家を建てる。家も”地産地消“は当たり前でした。しかし、新建材と安い輸入材が入るようになって、日本の家が大きく変わりました。生産コストが割高な国産材を使わなくなり、林業は衰退。森林が手入れされず、問題となっていました。

ま森林保全と住宅づくりを結ぶ森林認証制度が注目されています。国内の林業や木材の流通加工業者や自然保護団体などが加入する「緑の循環」認証会議によって2003年にスタート。きちんと管理された森林の産出材を使った住宅と銘打つことで、国産材が復活し、森林再生につながるのではと期待されています。「木の家を建てると、森を伐採して自然破壊をしているのでは?」というのは、誤解です。「健康によい木の家に住みたい」と望む人が増えれば、国産材の需要が伸び、森の再生にもつながります。

ギ花粉に見舞われるようになったのも、鉄砲水が起きるのも、山の手入れが行き届かなくなったからといわれています。日本の森林率は国土の67%。日本列島は森の島々なのです。その土地の気候風土も、木の良さも知り尽くしている地元の工務店は、森林資源をムダにしません。「適材適所」の言葉のとおり、樹種による性質を知った上で、使う部位によって理にかなった木を選びます。家づくりにおいて、木は生きものであることをわかっているのです。

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